当社は分子の三次元構造とコンピューターによるシミュレーションに基づいた論理的分子設計において世界で最も先進的なテクノロジーを有しています。化合物の標的生体高分子への結合様式を高速かつ正確に予測し、生体高分子に最もよく適合する化合物をデータベースから選別するin silicoスクリーニングシステムを始め、論理的分子設計に必要となる全分野のソフトウェアを独自に開発してきました。自社ラボでのアッセイ・合成のノウハウの蓄積を組み合わせた DBDD Method は、ハイスループット・スクリーニングと比較して高い成功率、低コスト、高スピードの創薬を可能にします。

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当社はお客様のテーマに基づいて新規化合物の探索を行います。2〜5年の期間に亘ってお客様との間の創薬共同研究または共同開発という形態で実施します。

 ・ご指定の標的蛋白から候補化合物を探索創製
 ・当社シード化合物を基盤にして候補化合物を探索創製
 ・お客様のライブラリーを基盤にしたバーチャル・スクリーニング
 ・その他
DBDD Method を利用した探索サービス

当社はこれまでに複数のプロジェクトにおいて、お客様である製薬会社の厳しいクライテリアを達成し、成功報酬を受領しています。
当社は論理的分子設計手法を基に自社テーマでの創薬も行っています。最初のプログラムであるIKKβ阻害剤ではフェーズUa段階の医薬候補化合物を1個、フェーズI終了の化合物を2個、続くPAI-1阻害剤プログラムでも複数の非臨床試験段階の医薬候補化合物を持っています。現在までの研究の結果より、当社のIKKβ阻害剤は他社の開発類似品とは異なる'non-ATP-competitiive binder mechanism'を有することがわかり、当社IKKβ阻害剤のヒトでの安全性を担保する理由のひとつと考えております。

IMMDのパイプライン
品目
メカニズム
(標的)
投与
形態
適用疾患など
ステージ
特徴
IMD-1041 IKKβ 阻害剤
(IMD-0354の
プロドラッグ)
経口
糖尿病合併症
加齢性黄斑変性症
緑内障
肺線維症
POC
顕著なPAI-1
産生阻害
IMD-2560 IKKβ 阻害剤
(IMD-0560の
プロドラッグ)
経口
関節リウマチ
リウマチ性骨粗鬆症
変形性関節炎
P-1
終了
顕著なIL-6
産生阻害
IMD-0354 IKKβ 阻害剤
経皮
アトピー性
皮膚炎、他
P-1
終了
抗炎症
・抗アレルギー
・抗菌
IMD-4482 PAI-1 阻害剤
経口
アルツハイマー病
脳血管性認知症
非臨床
良好な組織移行性
IMD-4852 PAI-1 阻害剤
経口
血栓に関わる疾患
非臨床
血中以外への
組織移行性が低い
IMD-0354 IKKβ 阻害剤
注射
点滴
がん
非臨床
顕著なPAI-1
とVEGF産生阻害

これらの医薬候補化合物の導出先または、共同開発パートナーを求めています。

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当社はクライアントが希望する標的蛋白に対して高品質の医薬シードを提供しています。医薬シードの化学構造と活性の他、標的蛋白との結合様式や周辺化合物での構造活性相関(SAR)など豊富な情報を合わせて提供します。当社の医薬シードは低分子でdrug-likeな(薬らしい)構造を持ち、標的蛋白と好ましい結合様式を備えていて、合成展開が容易なことが特徴です。
論理的分子設計